│ シンポジウム1日目 │ シンポジウム2日目 │ ワークショップ │
9月14日(日) 8:45~9:15
第1会場(ソニックシティホール 1F 大ホール)
座長:老本 名津子(京都大学医学部附属病院)
演者:秦 友美(国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院)
今回のテーマ「CRCと臨床試験の未来~国際化とプロフェッショナリズム~」に込めた思いを、これまでのCRC・臨床研究支援専門職としてのキャリアを振り返りながらお話しします。あり方会議の準備を進める中で、委員や多くの仲間と連携し、チームでプロジェクトを動かすことのやりがいや困難、そこから得た学びを今後のキャリアにどう生かすかについてもメッセージを届けます。
9月14日(日) 11:15~12:00
第1会場(ソニックシティホール 1F 大ホール)
座長:楠岡 英雄(独立行政法人国立病院機構)
演者:藤原 康弘(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
日本の医薬品開発を取り巻く最新の動向、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロス問題や、医薬品産業の国際競争力の低下といった喫緊の課題への対応について、行政の立場からお話しいただきます。あわせて、臨床試験の質を担保し、医薬品開発を現場で支えるCRCに対する今後の期待についても語られます。臨床試験に関わるすべての方にとって、多くの示唆と学びが得られる貴重な講演となるでしょう。
9月14日(日) 15:30~16:40
第3会場(ソニックシティホール 4F 国際会議場)
座長:平山 清美(MSD株式会社)
演者:倉持 由喜(Cleveland Clinic)
QMSはICH-E8(R1)で概念が導入された後、ICH-E6(R3)にてRisk proportionate approachが中核に据えられたが実装については検討段階の施設が多い。 本セッションでは全米トップクラスの医療機関であるCleveland ClinicのHeart, Vascular & Thoracic Institute(HVTI)が実装しているQMSの詳細について紹介いただき海外の実装状況を知る機会とする。
演者への質問募集 – あなたの疑問を直接ぶつけよう!
募集締め切り8月31日(日)
9月14日(日) 9:30~11:00
第1会場(ソニックシティホール 1F 大ホール)
座長:中村 治雅(国立精神・神経医療研究センター)
高嶋 佳代(京都大学iPS細胞研究所)
演者:田代 志門(東北大学)
井上 悠輔(京都大学)
パネリスト:楊河 宏章(徳島文理大学)
森下 典子(神戸大学大学院)
2024年10月に世界医師会ヘルシンキ宣言の改訂が行われた。本宣言は、戦時中の非人道的な人体実験に対する反省を踏まえて作成され、医学研究における新たな倫理課題や国際的な議論に対応する形で改訂が重ねられてきた。本シンポジウムでは、本宣言にまつわる歴史や議論を振り返るとともに、2024年の改訂内容を踏まえ、現代の医学研究における倫理的課題に対する理解を深め、医学研究における倫理的課題について考える機会としたい。
9月14日(日) 9:30~11:00
第2会場(ソニックシティホール 2F 小ホール)
座長:中村 健一(国立がん研究センター中央病院)
笹山 洋子(和歌山県立医科大学附属病院)
演者:鈴木 かおり(JA静岡厚生連遠州病院)
水野 孝昭(慶應義塾大学/株式会社CLINIAL)
星川 和花(医療法人慈公会 公平病院)
華井 明子(千葉大学大学院)
製薬業界におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)は、IoT、ICT、AIといった技術の進展により進化している。これにより、医療従事者や患者の負担を軽減しつつ、医薬品開発の効率化を実現することが期待されている。テーマとして、患者リクルートメント支援ツールがもたらす効果や、分散型臨床試験(DCT)における医療機関および患者の声を中心に取り上げ、治験手続きのDXによる効率化の事例や、生成AIの医療・ヘルスケアへの応用とその課題についても深掘りする。
9月14日(日) 9:30~11:00
第3会場(ソニックシティホール 4F 国際会議場)
座長:齋藤 裕子(MSD株式会社)
渡邊 祐介(北海道大学病院/藤田医科大学)
演者:山本 昇(国立がん研究センター中央病院)
鳥口 尚子(日本イーライリリー株式会社)
武笠 裕次(ノバルティス ファーマ株式会社)
パネリスト:山﨑 大路(MSD株式会社)
新薬開発において国際共同試験への参加が一般的となった今、日本の臨床試験は質・スピードにおいて
評価を高めつつも、ドラッグロス等新たな課題に直面しています。
本セッションでは、国内外で活躍する研究者、CRC経験者、治験依頼者等の多角的な視点から、新薬開発における日本の強みと弱みを確認し、国際競争力を高めるためにCRCに求められる役割や日本の課題について共有・考察します。
9月14日(日) 9:30~11:00
第4会場(ソニックシティビル 4F 市民ホール401・402)
座長:西垣内 亮(広島大学病院)
山岸 美奈子(元国立病院機構埼玉病院)
演者:佐々木 啓太(国立がん研究センター中央病院)
増井 陽子(広島大学病院)
見前 隆洋(広島大学原爆放射線医科学研究所)
廣瀬 健一郎(ノバルティス ファーマ株式会社)
試験の安全性情報には有害事象の収集が重要である。事象名やGradeなどの医学的判断は医師が行うが、実際の現場ではCRCにアドバイスを求められることもある。本セッションでは若手~中堅CRCを対象として、CTCAEの基本知識からさまざま視点からの有害事象の情報の取り扱いについて講演をいただく。本セッションが今後の業務での有害事象収集の考え方について疑問解決のお手伝いになれば幸いである。
9月14日(日) 9:30~11:30
第5会場(ソニックシティビル 4F 市民ホール403・404)
座長:松嶋 由紀子(慶應義塾大学病院)
吉岡 まみ(東京都健康長寿医療センター)
演者:菅波 秀規(興和株式会社)
熊倉 智彦(第一三共株式会社)
山口 拓洋(東北大学)
月田 あづさ(Vivli)
コメンテーター:湯川 絢子(株式会社アイロムOM)
臨床試験において収集するデータ項目は研究疑問や該当する試験物の開発戦略等に基づき、収集した
データをどのように活用するのかをふまえ決定されるが、臨床現場でデータ収集を行う医師やCRCは
何に使用することを想定しているのか疑問に感じることも多い。
本セッションでは研究計画立案時のデータ収集項目決定(QMS, Estimandの観点も含む)、収集したデータの利活用について紹介するとともに臨床試験の現場で適切なデータ収集を行うためには何が必要かを議論する。
9月14日(日) 13:40~15:10
第1会場(ソニックシティホール 1F 大ホール)
座長:塚本 淳(第一三共株式会社)
五郡 直也(国立精神・神経医療研究センター病院)
演者:Gareth Monteath(Cross Border Learning Ltd.)
塚本 淳(第一三共株式会社)
鈴木 啓史(ファイザーR&D合同会社)
国際化と聞くと、なんだかとハードルの高い概念と思われるかもしれませんが、その本質は、「異なる文化や価値観を大事にして、多様な立場の人たちが協同すること」であり、実は、日常的に行われている院内の多職種連携や、院内外の連携も、異文化コミュニケーションです。近年ますます増加してきた国際交流をふまえ、まずは、異なる文化や立場の人たちの相互理解の基本的な考え方や異なる価値観を、あらためて共有し、日々の業務に活かすヒントを得ませんか?
9月14日(日) 13:40~15:10
第2会場(ソニックシティホール 2F 小ホール)
座長:Laureline Gatellier(国立がん研究センター/NPO法人脳腫瘍ネットワーク)
小林 典子(株式会社ヘルスケアきずな)
演者:菊池 瑞穂(国立研究開発法人国立がん研究センター東病院)
小林 典子(株式会社ヘルスケアきずな)
二瓶 剛(中外製薬株式会社)
轟 浩美(認定NPO法人 希望の会)
臨床試験の結果を患者や一般の方々に分かりやすく伝える手段として、PLS(Plain Language Summary)の重要性が高まっています。患者中心の医療を推進する上で、PLSは欠かせない橋渡しのツールです。
本シンポジウムでは、国内外の医療機関や製薬企業による取組み、患者家族の経験、患者会に関わる立場からのPLS作成への思いを共有し、認知拡大と実践に向けた第一歩をともに考えます。
9月14日(日) 13:40~15:10
第3会場(ソニックシティホール 4F 国際会議場)
座長:酒井 隆浩(国立がん研究センター東病院)
山口 光峰(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
演者:大山 裕之(株式会社アイロム)
中川 孝(株式会社ワールドインテック)
林 健(アストラゼネカ株式会社)
三浦 百合香(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
パネリスト:筒泉 直樹(広島大学病院)
治験はGCP省令に基づき実施されており、製造販売承認を取得するためには日本:PMDA、米国:FDA、欧州:EMAなど、その他各国の規制当局による査察を受ける可能性があることを念頭に治験を遂行していく必要がある。本日は、FDA査察を中心に、実際経験された医療機関・治験依頼者からの経験談を元に今後我々に必要な心構えを共に検討していきたい。また、いつでも海外規制当局からの査察を受け入れられる環境整備に役立ていただきたい。
9月14日(日) 15:30~17:00
第1会場(ソニックシティホール 1F 大ホール)
座長:岩屋 紀子(難病サポートfamiliaやまぐち/医療法人維玉会)
柳澤 由紀(静岡県立静岡がんセンター)
演者:工藤 琢也(医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院)
西牧 彩夏(国立精神・神経医療研究センター病院)
草間 緑(国立精神・神経医療研究センター病院)
藤尾 未咲(埼玉医科大学国際医療センター)
臨床試験の高度化に伴い、CRCの調整業務の重要性が増しているが、その業務範囲は施設ごとに異なり、明確化が難しい。院内の多職種との間では誤解や葛藤が生じやすく、連携の難しさがある。本シンポジウムでは、第1部の『異文化理解』の視点を踏まえて、多職種の実務の紹介を行う。CRCが抱える困難とともに、医療機関の常識や文化、その実際に対して忌憚のない意見交換を通じて、効果的な多職種連携のヒントを見つける場としたい。
9月14日(日) 15:30~17:00
第2会場(ソニックシティホール 2F 小ホール)
座長:深川 恵美子(広島大学病院)
櫻井 香世(愛知県がんセンター)
演者:梶本 裕介(東京大学/MSD株式会社)
古賀 真美(NPO法人キャンサーネットジャパン)
谷口 浩也(愛知県がんセンター)
深川 恵美子(広島大学病院)
近年医薬品開発において、有効性・安全性に加え経済毒性や時間毒性が注目されている。
国民皆保険制度が整っている日本においても治療を受ける際に経済的負担を感じる患者は少なくない。また、治験においては通常診療よりも入院期間や来院頻度が増加するなど、自分や家族と過ごす時間を減らしてしまうことが懸念されている。本セッションでは、治験において試験参加者の経済的・時間的負担を軽減する方法について考えるとともに、医薬品の真の社会的価値はどのようなものか議論する。
9月14日(日) 15:30~17:00
第4会場(ソニックシティビル 4F 市民ホール401・402)
座長:木俣 美津夫(社会福祉法人 聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷浜松病院)
長尾 典明(鳥居薬品株式会社)
演者:飛田 勇輝(ノバルティスファーマ株式会社)
花井 貴宏(第一三共株式会社)
齋藤 由美子(公益財団法人 がん研究会有明病院)
阿部 圭子(東北大学病院)
パネリスト:藤岡 慶壮(日本製薬工業協会)
大庭 泉(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
治験で実施される監査や信頼性調査が、現場では指摘を受けるものとして身構えるものと考えられている状況がある。また、ICH E6(R3)がStep4となり、チェックリストのGCPから考え方のGCPへと変わる中で、監査側も監査を受ける被監査側も考え方を変える必要がある。監査や信頼性調査の経験を自組織の成長につなげるために必要な方法について、監査側と被監査側双方の視点からディスカッションすることで、双方にとってWin-Winとなる方法を考える機会にしたい。
9月15日(月・祝) 9:30~11:00
第1会場(ソニックシティホール 1F 大ホール)
座長:中田 はる佳(神奈川県立保健福祉大学)
伊藤 久裕(国立がん研究センター中央病院)
演者:Donna Appell(HPS network)
Ashley Appell(HPS network)
パネリスト:三木 いずみ(国立がん研究センター東病院)
迫田 茉之(ボランティア団体 Dream Bridge)
指定発言者:岩屋 紀子(難病サポートfamiliaやまぐち/医療法人維玉会)
Rareは研究者と協働し同じ病気の患者さんを探し臨床試験の実施を実現させたヘルマンスキー・パドラック症候群の患者会活動をまとめたドキュメンタリーフィルムであり第15回CRCと臨床試験のあり方を考える会議にて日本語訳版が初上映された。本フィルムは患者参画型医薬品開発に関するドキュメンタリーでもあることから再上映するとともに、患者参画型の医薬品開発について本フィルムに登場する患者会のリーダーとその家族に登壇頂き活動の実際についてご紹介いただく。
9月15日(月・祝) 9:30~11:00
第2会場(ソニックシティホール 2F 小ホール)
座長:藤原 紀子(東京大学医科学研究所附属病院)
筒泉 直樹(広島大学病院)
演者:井口 豊崇(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)
河野 美那子(東京大学医科学研究所附属病院 大学病院臨床試験アライアンス)
廣川 愛(シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社)
「国際共同試験が大事だと言われているけれど、いったい、グローバル試験とか国際共同って、何が大事?特別な手順やルールがある?ICFも違う?CRCはどんな対応をしているの?」という疑問を持たれる方も多いかもしれません。グローバル試験にかかわっている人も増える中、いまさら聞けない、もやもやを解決してみませんか?本セッションでは、国際共同の意義をお話いただき、その後、大学病院やSMO所属のCRCの方々から業務のあるあるについて共有いただきます。
9月15日(月・祝) 9:30~11:00
第3会場(ソニックシティホール 4F 国際会議場)
座長:清水 俊雄(関西医科大学附属病院)
秦 友美(国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院)
演者:Tyler Workman(University of Hawaiʻi Cancer Center)
Shakirin Binti Kamaruzaman(Clinical Research Malaysia)
SeoYoon Park(Asan Medical Center)
このセッションでは、欧米やアジアで活躍するCRCや臨床試験の専門職の方々が、ふだんどんなふうに働いているのか、現場でどんな工夫や悩みがあるのかをリアルに語ってくれます。教育の仕組みやキャリアの広がりに加え、それぞれの国ならではの考え方や工夫にもふれられます。日本との違いを知ることで、視野が広がり、これからの働き方やチームづくりのヒントが見つかるはずです。ちょっと外の世界をのぞいてみたい方に、ぜひおすすめのセッションです。
9月15日(月・祝) 13:15~14:45
第1会場(ソニックシティホール 1F 大ホール)
座長:林 麗奈(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
今泉 克明(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター)
演者:千賀 芳寛(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
尾崎 雅彦(国立がん研究センター東病院)
山中 雅仁(欧州製薬団体連合会 技術委員会 (所属会社:バイエル薬品株式会社))
パネリスト:渡辺 俊(日本CRO協会 政策委員(所属会社:シミック株式会社))
ドラッグロス解消に向けて、厚生労働省はPMDAと協働し「治験エコシステム導入推進事業」(以下「本事業」)を開始し、医療機関における負担の実態調査や効率的な治験実施の仕組みの導入を進めている。
本シンポジウムでは規制当局から本事業の概要を、医療機関や業界から本事業の成果や効率的な治験実施のための取り組みをご紹介いただく。また、各々の立場から本邦特有で発生いている課題の分析、課題解決のために取り組むべきことについて意見交換する。
9月15日(月・祝) 13:15~14:45
第2会場(ソニックシティホール 2F 小ホール)
座長:田丸 智巳(三重大学医学部附属病院)
西谷 政昭(エイツーヘルスケア株式会社)
演者:鮎澤 純子(九州大学病院)
田野島 玲大(横浜市立大学)
大久保 晋吾(ヤンセンファーマ株式会社)
パネリスト:鮎澤 純子(九州大学病院)
田野島 玲大(横浜市立大学)
大久保 晋吾(ヤンセンファーマ株式会社)
樽井 弥穂(大阪大学医学部附属病院)
ICH-E8(R1)及びE6(R2)により、治験依頼者及び医療機関には臨床試験における品質マネジメントの取組みが求められており、臨床試験を実施する医療機関は「組織としてQMS体制を構築すること」が急務となっている。医療機関におけるQMSは、医療安全の管理体制を一体化することで、医療の質に加えて臨床試験の質についても寄与していく事ができると考える。医療機関の既存の医療安全文化を活かした具体例の紹介を行い課題の解決策を探りたい。
9月15日(月・祝) 13:15~14:45
第3会場(ソニックシティホール 4F 国際会議場)
座長:鈴木 由加利(シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社)
北川 智子(国立病院機構災害医療センター)
演者:丸山 由起子(株式会社EPLink)
日比野 文代(昭和医科大学江東豊洲病院)
友常 雅子(東京都立病院機構 研究推進センター/東京都立小児総合医療センター)
田中 祐子(金沢大学附属病院)
CRCと臨床試験のあり方を考える会議は今年で25回目を迎える。その間、CRCや治験事務局担当者等の臨床研究実施支援者は、臨床試験の環境の目まぐるしい変化に合わせてその時点でのBest Practiceを選択し実装してきた。
本セッションでは、CRC・治験事務局業務が確立された当時の臨床試験環境を振り返り、現状の問題点について議論するとともに変わりゆく臨床試験環境の変化の中で、今後どのようにBest Practiceを検討・実装していくかを議論する。
9月14日(日) 9:30~11:30
第7会場 (ソニックシティビル 6F 602会議室)
座長:小林 久子(社会医療法人 大阪国際メディカル&サイエンスセンター 大阪警察病院)
小村 悠(国立がん研究センター東病院)
演者:植田 正樹(田辺三菱製薬株式会社)
大山 有子(SMA家族の会)
久島 明奈(SMA家族の会)
久島 朱絆(SMA家族の会)
藤井 由美
吉川 観奈
今日、医療研究開発への患者・市民参画(PPI: Patient and Public Involvement)の理解が進む一方、実際経験できる機会が少ないと言われます。本企画では、初心者でも気軽に楽しむことができる「World Café」を用いて、臨床試験を支える専門職と患者・市民との対話の場を創出します。お互いを再認識すること、次の医療や社会を共に創るための一歩のきっかけになることを目指します。
9月14日(日) 13:40~15:10
第6会場 (ソニックシティビル 6F 601会議室)
座長:高嶋 佳代(京都大学iPS細胞研究所)
パネリスト:田代 志門(東北大学)
森下 典子(神戸大学大学院)
山岸 美奈子(元国立病院機構埼玉病院)
臨床試験の実施に関して、将来の治療開発に資する科学的妥当性と研究参加者の保護との間に生じる倫理的課題に関して、近年の新たな医療モダリティの登場により、従来とは異なる視点からの倫理面に関する検討も求められている。本セッションでは、架空のケースをもとに、少人数でのグループディスカッションや全体討議を通じて、研究参加者に最も近い立場にあるCRCの視点を活かして倫理的課題を考える機会としたい。
9月14日(日) 13:40~15:10
第7会場 (ソニックシティビル 6F 602会議室)
座長:真田 昌爾(神戸大学医学部附属病院)
有田 悦子(北里大学薬学部)
演者:浅田 隆太(名古屋市立大学大学院医学研究科)
ファシリテーター:松嶋 由紀子(慶應義塾大学病院)
久保田 有香(群馬大学医学部附属病院)
山﨑 純子(神戸大学医学部附属病院)
天野 祐里(名古屋大学医学部附属病院)
稲田 実枝子(地方独立行政法人 北九州市立病院機構)
中尾 留美子(長崎大学病院)
経験年数3~5年(目安)のCRC/CRAを対象に「CTQとは」を理解し、QbDを踏まえた特定臨床研究を題材に「プロトコルのCTQを意識し、自覚的にリスクをコントロールすること」を体感いただきます。緩急つけたコーディネートができるCRC/CRAを目指しましょう!!WSでは、AMED研究開発推進ネットワーク事業「QbDの概念が導入された業務フローの活用による多職種連携の研究計画支援体制・方法の汎用化に向けた検討」のツールも活用いただきます。
9月14日(日) 13:40~16:40
第8会場 (ソニックシティビル 6F 603会議室)
座長:後澤 乃扶子(国立がん研究センター)
吉田 朋展(ノバルティス ファーマ株式会社)
演者:岩﨑 一仁(株式会社グローバルテクノ)
GCP Renovationを受け様々な場面でプロセス改善が議論されているが、多くは依頼者/医療機関どちらかの視点であり、全体を網羅する検討機会はあまりない。
本WSでは、臨床試験に関わる全員が同じテーブルで「プロセス全体を洗い出す」こと、そしてリーンシックスシグマの手法を参考に「ムダを特定・議論」することで、それぞれのリソースを注ぐ「必要な領域」を見つけ、明日からの仕事を見つめなおす機会とする。
9月15日(月・祝) 9:30~11:30
第6会場 (ソニックシティビル 6F 601会議室)
座長:中野 重行(一般財団法人臨床試験支援財団 理事長)
ファシリテーター:榎本 有希子(公立阿伎留医療センター)
村尾 知彦(一般社団法人東北臨床研究審査機構)
田邊 和枝(独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター)
堀田 和男(愛知医科大学)
新井 清和(株式会社EPLink)
熊谷 佐代子 (神戸市立医療センター 中央市民病院)
山本 泰紀(株式会社EPLink)
治験や臨床研究には、医師、CRC、モニター、データマネジャー、倫理委員会事務局および患者など多くのメンバーの協力が不可欠です。
治験や臨床研究のパフォーマンスを向上させ、環境をより良いものにするためには、メンバー同士のコミュニケーションがとても重要になります。
そこで、「CRCと臨床試験のあり方を考える会議」(CRCあり方会議)の会期中に、主催者である臨床試験支援財団(当財団)は「コミュニケーションに必要なスキルを身につけたい」あるいは
「コミュニケーション力をより向上させたい」と希望する参加者を対象に、参加体験型ワークショップ(WS)を開催しています。
これまで当財団は「コミュニケーションのスキルを磨こう」というタイトルの下、コミュニケーションのWSを7回開催してきました。
第17回(名古屋2017)では「聴く」、第18回(富山2018)では「伝える」、第19回(横浜2019)では「話し合う」、~第20回は長崎で現地開催の予定でしたがコロナ禍のため延期~、第21回(Web開催2021)では「やわらかな1.5人称」、第22回(新潟 Hybrid開催 2022)では「やわらかな1.5人称とメタ認知」、第23回(岡山2023)では「事実・感情・考えを分けて伝える」、第24回(札幌2024)では「イメージを共有する」をテーマにしました。
コミュニケーションのWSは対面で行うことが望ましいのですが、第21回と第22回の2回はコロナ禍のためWeb開催をしました。
今年度のWSは「第25回CRCあり方会議」の会期中に会場で対面にて行います。過去のWSの経験を踏まえて、「コミュニケーションの基礎体力をつけよう!」と題して、コミュニケーション力の向上を目指したWSを企画しました。
今回のテーマは「聴く と 伝える」です。このWSを通じて「聴くこと」の重要性を改めて認識して、より良い「伝える力」を身に着けて、コミュニケーションの基礎体力を強化していただきたいと考えています。
初級・中級・上級を問わず、幅広い方に楽しんでいただける内容といたします。過去のWSに参加された方はもちろんのこと、参加されたことのない方も大歓迎です。
9月15日(月・祝) 9:30~11:30
第7会場 (ソニックシティビル 6F 602会議室)
座長:鈴木 啓介(国立長寿医療研究センター)
森山 菜緒(帝京大学医学部附属病院)
演者:松山 琴音(国立成育医療研究センター)
仮想空間(メタバース)においてデジタルツインの世界が広がり始めている。医療機関においてもバーチャルホスピタル構想が広がり、新たな診療空間として、患者の支援や脳神経領域等における治療への応用が始まっている。そこで、本ワークショップでは、「メタバース×医療×臨床試験」の可能性についてバーチャルホスピタルが実現する世界になった際に、我々は何をしていきたいのか、新たなコミュニケーションデザインや臨床試験における環境を参加者と一緒に考えていきたい。
9月15日(月・祝) 9:30~11:00
第9会場 (ソニックシティビル 6F 604会議室)
座長:佐藤 弥生(国立研究開発法人国立長寿医療研究センター)
菊地 佳代子(藤田医科大学)
ファシリテーター:倉成 正恵(医療法人至誠会 帆秋病院)
柏熊 留里子(富士宮市立病院)
日比野 文代(昭和医科大学江東豊洲病院)
CRCの業務を始めて少しずつ自分で考えて行動に移し始めた、そんなCRCのためのworld caféを開店します。身近に起こりうる事例をもとに何が最も重要な問題なのかを考え、対応策、改善策をみんなで考えていきます。その中で、CRCとして身につけておかなければならない大切なことをみつける参加型WSです。いろんな意見を知ることでほっとしたり、新しいアイディアが生まれたり、職場に戻ってまた頑張ろう!と思っていただけるよう、ファシリ一同、ご参加をお待ちしています。
9月15日(月・祝) 13:15~14:45
第6会場 (ソニックシティビル 6F 601会議室)
座長:岡田 憲和(ノバルティスファーマ株式会社)
湯川 絢子(株式会社アイロムOM)
CRCとCRAが「Global」をテーマに意見交換し、明日から出来ることを見つける座談会です。
Global試験対応時、「Global確認」に時間がかかり多く困ったことはありませんか?こんなとき、海外CRCはどう対応しているのだろうか?日本のCRCが自ら出来ることはないのか?これからの時代、双方が協力して試験遂行していくためにはCRA頼りばかりではいられない。双方が一緒に考え新しい道をつくりたい。
9月15日(月・祝) 13:15~14:45
第7会場 (ソニックシティビル 6F 602会議室)
座長:今野 浩一(PMコンサルティング ポジティブ・インテンション)
岩田 香苗(北里大学病院)
演者:山﨑 純子(神戸大学医学部附属病院)
稲吉 美由紀(国立成育医療研究センター)
ファシリテーター:岩田 香苗(北里大学病院)
山﨑 純子(神戸大学医学部附属病院)
稲吉 美由紀(国立成育医療研究センター)
小林 典子(株式会社ヘルスケアきずな)
長尾 典明(鳥居薬品株式会社)
臨床試験の多様化に伴い、試験デザインや実施体制はますます複雑化しています。本セッションでは、こうした不確実性の高い環境下において、CRCがどのようにプロジェクトを推進すべきか、その基本的な考え方と実践的なアプローチを紹介します。
さらに、現場で実践されているCRCの具体的な事例を通じて、理論的な裏付けや成功の仕組みを理解し、より効果的かつ効率的に業務を遂行するための視点を提供します。